「ChatGPTってすごいらしいね」「ニュースでよく見るけど、結局なにに使えるの?」——こんな声を、大分の中小企業の経営者様からよくいただきます。
実際、ChatGPTの存在は知っていても、仕事で活用できている方はまだ少数派です。「なんとなく触ってみたけど、どう業務に活かせばいいか分からなかった」という方がほとんどではないでしょうか。
でも、使い方さえ知れば、ChatGPTは中小企業の「もう1人のスタッフ」になってくれます。しかも無料で、今日から使えます。
この記事では、大分の中小企業でもすぐに実践できるChatGPTの具体的な使い方を5つ、実際のプロンプト(指示文)の例つきでご紹介します。ITに詳しくなくても大丈夫。コピペするだけで試せるようにしています。
使い方1:メール・ビジネス文書の下書き
「お客様へのお礼メール」「取引先へのお詫び文」「見積もり送付の添え状」——こうしたビジネス文書を書くのに、毎回悩んでいませんか?
ChatGPTに要点を伝えれば、丁寧なビジネスメールの下書きを数秒で作ってくれます。あとは内容を確認して、必要な部分を修正するだけ。ゼロから書くよりはるかに早く仕上がります。
プロンプト例
以下の条件でビジネスメールの下書きを作ってください。
・目的:納品遅延のお詫び
・相手:取引先の担当者(山田様)
・状況:資材の入荷遅れにより、納品が3日遅れる見込み
・トーン:丁寧だが堅すぎない
・文字数:300文字程度
このように、「誰に」「何の目的で」「どんなトーンで」を指定するのがコツです。1通15分かかっていたメール作成が、2〜3分に短縮できます。

使い方2:議事録の要約
会議が終わった後、メモを整理して議事録にまとめる作業——地味に時間がかかりますよね。ChatGPTを使えば、走り書きのメモを貼り付けるだけで、整った議事録に変換してくれます。
プロンプト例
以下の会議メモを、議事録の形式に整理してください。
・形式:日時、参加者、議題、決定事項、次回までのアクション(担当者つき)
・読みやすく箇条書きで
【会議メモ】
3/15 10時〜 田中、佐藤、鈴木
ホームページリニューアルの件、4月末までにデザイン案を出す。田中が制作会社に見積もり依頼。写真素材は佐藤が撮影。予算は50万円以内。来週の月曜にもう一度集まって進捗確認する。
ポイントは、出力のフォーマットを指定することです。「箇条書きで」「決定事項とアクションを分けて」と伝えれば、そのまま社内共有できるレベルの議事録が出来上がります。
使い方3:顧客対応マニュアル・FAQの作成
新しいスタッフが入ったとき、「お客様からこう聞かれたら、こう答えて」というマニュアルがあると助かりますよね。でも、忙しくてマニュアルを作る時間がない——そんなときもChatGPTの出番です。
プロンプト例
大分市内のリフォーム会社です。お客様からよくある質問と、その回答をFAQ形式で10個作ってください。
・対象:一般のお客様(専門用語は使わない)
・内容:見積もりの流れ、工期、費用の目安、対応エリア、アフターフォローなど
・トーン:親しみやすく、安心感がある表現
自社の業種と特徴を伝えるだけで、すぐに使えるFAQのたたき台ができます。これをベースに自社の実情に合わせて修正すれば、ゼロから考えるよりずっと早くマニュアルが完成します。ホームページのFAQページにもそのまま使えます。

使い方4:SNS投稿文の作成
「InstagramやLINEで発信したいけど、何を書けばいいか思いつかない」「ネタ切れで更新が止まっている」——SNS運用のお悩みは、中小企業あるあるです。
ChatGPTに投稿のアイデア出しや文章作成を手伝ってもらえば、「今週何を投稿しよう?」と悩む時間がぐっと減ります。
プロンプト例(Instagram)
大分市の美容室です。Instagramの投稿アイデアを1週間分(7つ)考えてください。
・ターゲット:20〜40代の女性
・内容:ヘアスタイル紹介、スタッフ紹介、お客様の声、季節のケア情報など
・各投稿にキャプション(150文字以内)とおすすめハッシュタグ(5個)もつけてください
プロンプト例(LINE配信)
飲食店のLINE公式アカウントで配信するメッセージを作ってください。
・目的:4月の新メニュー告知+来店促進
・トーン:カジュアルで親しみやすい
・文字数:200文字以内
・クーポンの案内(ドリンク1杯サービス)を含める
出てきた文章をそのまま使う必要はありません。「たたき台」として使い、自社のテイストに合わせて調整するのがおすすめです。ゼロから書くよりも、修正するほうがずっと楽ですよね。
使い方5:競合調査・市場リサーチの壁打ち相手
新しいサービスを始めたい、価格設定を見直したい、ターゲット層を広げたい——こうした経営判断の場面で、相談相手がいると助かりますよね。ChatGPTは「壁打ち相手」としても優秀です。
プロンプト例
大分市で学習塾を経営しています。少子化で生徒数が減ってきたので、新しい収益の柱を作りたいと考えています。
・現在のリソース:教室スペース(20席)、講師3名、オンライン授業の環境あり
・ターゲット:小中学生とその保護者
・考えられる新サービスのアイデアを5つ挙げて、それぞれのメリット・デメリットと実現の難易度を教えてください
もちろん、ChatGPTの回答をそのまま経営判断の根拠にするのは危険です。あくまで「アイデアを広げる」「視点を増やす」ための壁打ち相手として使うのがポイント。1人で考えていると見落としがちな視点を、素早く補ってくれます。

ChatGPTを使うときの3つの注意点
便利なChatGPTですが、使う上で押さえておきたい注意点が3つあります。
注意点1:個人情報や機密情報を入力しない
ChatGPTに入力した内容は、AIの学習データに使われる可能性があります。お客様の名前・住所・電話番号、社内の機密情報は絶対に入力しないでください。メールの下書きなら、宛名を「〇〇様」に置き換えて指示するのが安全です。設定画面で「チャット履歴とトレーニング」をオフにすることもできます。
注意点2:出力内容を鵜呑みにしない
ChatGPTは「もっともらしいウソ」をつくことがあります。これは「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれるAI特有の問題です。特に数字・法律・最新情報に関しては、必ず自分の目で裏を取ってください。ChatGPTの出力は「下書き」や「たたき台」であり、最終チェックは人間がする——この意識が大切です。
注意点3:無料版には制限がある
ChatGPTは無料で使えますが、無料版にはいくつかの制限があります。利用回数に上限があったり、最新のAIモデルが使えなかったりします。まずは無料版で十分に試してみて、「もっと使いたい」と思ったら月額約3,000円の有料プラン(ChatGPT Plus)を検討すればOKです。最初から課金する必要はありません。
まとめ:まずは1つ試してみよう
今回ご紹介した5つの使い方を振り返ります。
- メール・ビジネス文書の下書き
- 議事録の要約
- 顧客対応マニュアル・FAQの作成
- SNS投稿文の作成
- 競合調査・市場リサーチの壁打ち相手
どれも特別なスキルは必要ありません。ChatGPTにアクセスして、この記事のプロンプト例をコピペするだけで試せます。まずは、明日の業務で「これ面倒だな」と感じた作業を1つだけ、ChatGPTに手伝ってもらってみてください。
きっと「もっと早く使えばよかった」と思うはずです。
「ChatGPT以外にも、うちの業務に使えるAIツールを知りたい」「社内でAI活用を進めたいけど、何から手をつければいいか分からない」——そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。大分の中小企業に特化したAI活用のご提案をいたします。