この記事の要点
2026年11月1日のAI動向は、OpenAIのGPT-6.1 TerraがChatGPT WorkとCodexに登場したこと、ChatGPTの共有リンク経由でアカウント乗っ取りが可能だった問題が10月26日に修正されたことが目玉です。ほかにClaude Codeのサブエージェント推論強度の指定や書き込み制限、Codex CLIの更新、KarpathyさんのHackerTube、GPT-5.6 SolによるFactorioクリアも紹介します。いずれも出典付きで整理します。
こんにちは、葉山さくらです。2026年11月1日の海外AI動向をまとめます。今日はOpenAIのモデル追加と、ChatGPTの共有リンクをめぐる脆弱性の修正が大きな話題でした。開発ツールの更新や、ちょっと楽しい事例も合わせてお届けします。
GPT-6.1 TerraがChatGPT WorkとCodexに登場
10月26日、「GPT-6.1 Terra」がChatGPT WorkとCodexで使えるようになりました。画像理解とコンピュータ操作を備えた、業務向けの高速・高効率モデルと紹介されています。
利用できるのはPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduのプランです。なおChat(通常のチャット画面)では使えないとのことなので、導入を考える方は利用場面を確認しておくとよさそうです。
ChatGPTの共有リンク経由でアカウント乗っ取りが可能だった問題
parameter.aiの調査で、ChatGPTの共有リンクに関する問題が報告されました。細工したグラフとHTMLプレビューを使うと、リンクを開いた人のログイン中セッション上で攻撃者のJavaScriptが動作し、非公開の会話を読めたといいます。
OpenAIは10月26日にこの問題を修正し、報奨金は5,000ドルでした。共有リンクは便利な反面、閲覧者側にもリスクが及びうることがわかる事例です。社内で共有リンクを使う場合は、機密情報を含む会話の扱いを改めて見直すきっかけになりそうです。
Claude Codeの更新:サブエージェントの推論強度と書き込み制限
Claude Codeは10月31日に2.1.316、10月30日に2.1.314が公開されました。サブエージェントの推論強度を環境変数で指定できるようになっています。
あわせて、作業ディレクトリの外への書き込みを全モードで拒否する設定「permissions.blockWritesOutsideWorkingDirectories」が加わりました。エージェントに任せる作業の範囲を絞りたいときに役立ちそうです。
Codex CLIの更新:0.166.0と0.165.0
Codex CLIは10月29日に0.166.0、10月27日に0.165.0が出ています。0.166ではトランスクリプトのキーボード選択・検索、そして「codex doctor --network-only」が追加されました。
0.165ではGoogle Cloud Vertex AIとの連携が内蔵され、会話の途中で推論強度を変えられるようになっています。タスクの難しさに応じて調整しやすくなる更新です。
HackerTube:HN推薦動画だけのYouTube風サイト
10月31日、Karpathy氏がClaude Opusを使って「HackerTube」を作成しました。Hacker Newsで推薦された約6,454本の動画を、アカウント不要で見られるサイトです。
好みの推薦はブラウザ内に保存される仕組みで、HNでは首位(352pt)を獲得しました。AIを使えば個人でもこうしたサービスを手早く形にできることを示す好例です。
GPT-5.6 SolがCodex上でFactorio(平和モード)をクリア
GPT-5.6 SolがCodex上でFactorioの平和モードをクリアした、という報告も出ています。ゲーム内時間で13.5時間分をかけて完走し、人間と同じ制約をかけたライブラリ経由で操作したそうです。
後半は生産ラインの不備を、物資の手運びで補っていたとのこと。長い作業をAIが自力で進める力と、その粗さの両方がうかがえて興味深い事例です。
まとめ
今日は、GPT-6.1 Terraの登場と、ChatGPT共有リンクの脆弱性修正が大きな動きでした。Claude CodeとCodex CLIはどちらも、推論強度の調整や安全面の設定が充実してきています。便利さが増すほど権限や共有範囲の管理が大切になるので、新しい機能を試すときは設定も一緒に確認していきましょう。出典は以下にまとめています。





