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kintone・Notion・スプレッドシート|中小企業の情報管理ツール、結局どれ?

8分で読めます

「Excelがそろそろ限界かも」——そう感じて検索すると、kintone、Notion、Googleスプレッドシートの名前が出てきます。比較記事もたくさん。でも読めば読むほど「で、結局うちはどれがいいの?」と迷いませんか?

正直に言います。「これを使えば間違いない」という万能ツールはありません。どのツールがベストかは、あなたの会社の業務内容・チームの規模・予算・ITスキルによって変わります。

この記事では、3つのツールの特徴をフラットに比較した上で、「自社に合うツールをどう選ぶか」という考え方をお伝えします。

3つのツールの特徴を30秒で把握

kintone(キントーン)

サイボウズが提供する業務アプリプラットフォームです。顧客管理、案件管理、日報、申請ワークフローなどをノーコードで自分で作れるのが最大の特徴。日本企業向けに設計されており、サポートも日本語で安心です。月額1,500円/ユーザー〜(最低5ユーザー)。

Notion(ノーション)

ドキュメント、データベース、Wiki、タスク管理をひとつのワークスペースにまとめられる万能ツール。自由度がとにかく高く、使い方次第でどんな情報管理もできます。無料プランでも個人利用なら十分。チーム利用は月額$10/ユーザー〜。

Googleスプレッドシート

Googleアカウントがあれば無料で使える表計算ツール。Excelに似た操作感で、リアルタイム共同編集が強み。「とりあえず使える人が多い」のが最大のメリットです。ただし、データが増えたり管理が複雑になると限界が出てきます。

5つの軸で比較する

操作性 — 誰でもすぐ使える?

スプレッドシート:Excelとほぼ同じ操作感。社員のほとんどが説明なしで使える。学習コストは最も低い

3ツールの画面比較
kintone・Notion・スプレッドシートの得意分野

kintone:アプリを作る側には少し学習が必要だが、使う側はシンプル。入力フォーム形式なので、現場スタッフの入力ミスが減る

Notion:自由度が高い分、最初に「何をどう整理するか」の設計が必要。ITリテラシーが高いチームなら力を発揮するが、苦手な人には少しハードルがある。

価格 — いくらかかる?

  • スプレッドシート:無料(Google Workspaceなら月額680円/ユーザー〜)
  • Notion:無料プランあり。チーム利用は月額$10/ユーザー〜(約1,500円)
  • kintone:月額1,500円/ユーザー〜(最低5ユーザーなので月額7,500円〜)

5人チームで比較すると、スプレッドシートは0円、Notionは約7,500円、kintoneは7,500円〜。規模が小さいほどスプレッドシートのコストメリットが際立ちます

カスタマイズ性 — 自社の業務に合わせられる?

kintone:業務アプリをドラッグ&ドロップで作れる。「申請→承認→通知」のようなワークフローも構築可能。プラグインで機能拡張もできる。

Notion:データベース、ビュー切り替え、リレーション(テーブル間の紐付け)で柔軟に情報を構造化できる。ナレッジ管理やプロジェクト管理の自由度は最高

スプレッドシート:関数やGAS(Google Apps Script)でかなりのことができるが、複雑になるほど属人化しやすい。Excelの限界と同じ壁にぶつかる可能性がある。

チーム利用 — 複数人で使いやすい?

kintone:アクセス権限の設定が細かくでき、「この部署にはこのデータだけ見せる」が簡単。コメント機能やスレッドでやりとりもできる。

Notion:ページ単位で共有設定が可能。全員がリアルタイムで同じページを編集できるのは便利だが、権限管理はkintoneほど細かくない。

スプレッドシート:リアルタイム共同編集は3ツールの中で最も手軽。ただし権限管理は「閲覧・コメント・編集」の3段階だけで、行や列レベルの制御は工夫が必要。

モバイル対応 — 外出先から使える?

3ツールともスマホアプリがあり、外出先からアクセス可能です。kintoneは業務アプリがそのままスマホで使えるので現場作業との相性が良い。Notionはスマホでの編集がやや窮屈に感じることも。スプレッドシートは閲覧はOKだが、細かい編集はパソコンの方が快適です。

パターン別おすすめ

「申請・承認ワークフローがほしい」→ kintone

経費申請、見積承認、休暇申請など、「誰かが申請して、上長が承認する」流れが必要ならkintoneが最適です。プロセス管理機能が標準搭載されており、ノーコードでワークフローを組めます。

「ナレッジ管理・社内Wikiを作りたい」→ Notion

マニュアル、議事録、ノウハウ集、プロジェクト管理など、「情報を蓄積して検索できるようにしたい」ならNotionが強い。ドキュメントとデータベースがシームレスにつながるのは他のツールにない魅力です。

「コストゼロで今すぐ始めたい」→ Googleスプレッドシート

予算がない、まだ課題が明確でない、まずは試したい——そんなときはスプレッドシートで始めて、限界を感じてから次を考えるのも賢い選択です。無料で始められるハードルの低さは大きなアドバンテージです。

「既製品では業務に合わない」→ 自社専用の業務アプリ開発

kintoneやNotionを試してみたけれど、「うちの業務フローには微妙に合わない」「結局Excelに戻ってしまう」というケースも少なくありません。その場合は、業務に完全にフィットするアプリをオーダーメイドで作るという選択肢もあります。最近はクラウド型の業務アプリなら、想像よりもリーズナブルに開発できます。

ツール選びで一番大事なこと

比較表を見て「kintoneがいいかも」「Notionが良さそう」と思った方もいるかもしれません。でも、ツール選びで最も大事なのは「ツールありき」ではなく「課題ありき」で選ぶことです。

ツール選びのフローチャート
課題から最適なツールに辿り着く判断基準

まず考えるべきは「今、何に困っているのか?」です。

  • 情報がバラバラで探すのに時間がかかる?
  • 申請・承認のフローが紙やメールで非効率?
  • データの集計やレポートに毎月何時間もかけている?
  • 特定の人しか業務のやり方を知らない(属人化)?

困りごとが明確になれば、必要な機能が見えてきて、自然と選ぶべきツールも絞られます。逆に「なんとなく良さそうだから」で導入すると、結局使われなくなるパターンに陥りがちです。

もうひとつ大事なのが予算感です。「月額1万円なら出せる」「初期費用はゼロがいい」「補助金が使えるなら50万まで出せる」——この条件によっても最適解は変わります。ツールの良し悪しではなく、自社の状況に合っているかどうかが判断基準です。

まとめ:「正解」はあなたの会社の中にある

この記事のポイントをまとめます。

  • kintone:ワークフロー・業務アプリをノーコードで作りたい会社向け
  • Notion:ナレッジ管理・情報の構造化を重視する会社向け
  • スプレッドシート:コストゼロで手軽に始めたい会社向け
  • 自社開発:既製品では業務に合わない場合の最終手段
  • 最も大切なのは「課題ありき」で選ぶこと

万能なツールはありません。だからこそ、「うちは何に困っていて、何を解決したいのか」を整理するところが、ツール選びのスタートラインです。

「自分たちだけだと、どれが合うのか判断できない」「比較記事を読んでも決められない」——そんな方は、お気軽にご相談ください。業務の流れや予算感をヒアリングした上で、本当に必要なツールや仕組みをご提案します。もちろん、「スプレッドシートで十分ですよ」というアドバイスもします。30分の無料相談で、次の一歩が見えてきますよ。

大分でDX導入・業務改善をお考えなら、株式会社NewBeginningsにご相談ください。大分県の中小企業に特化したDX支援を行っており、現状のヒアリングから課題整理、ツール選定、補助金活用まで一貫してサポートしています。具体的なパッケージ内容・料金は 大分のDX推進・AI導入支援パッケージ のページをご覧ください。DXの全体像をマンガでサクッと掴みたい方は マンガでわかる!ほんとのDX(全8話) もどうぞ。1話3分で読めます。「何から始めればいいかわからない」という段階でも大丈夫です。

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芦刈庸介のプロフィール画像
この記事の担当芦刈庸介代表取締役 / エンジニア

大分県出身。フリーランスを経て2026年に株式会社NewBeginningsを設立。Web制作・アプリ開発・DX支援を通じて、地域の中小企業のデジタル化を伴走支援しています。「ITやDXは難しい」を「IT・DX・AIで楽になった」に変えることがミッション。

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