「うちもLP作った方がいい?」——Web制作のご相談をいただく中で、最近よく聞かれる質問です。
LP(ランディングページ)という言葉自体は知っていても、「ホームページとどう違うの?」「うちに必要なの?」と聞かれると、はっきり答えられない方がほとんどです。
この記事では、LPとホームページの違いをかみ砕いて解説し、「どんなときにLPを作るべきか」「逆にまだ不要なケース」まで、判断基準をお伝えします。
そもそもLP(ランディングページ)とは?
LPとは、特定の商品やサービスに特化した「1枚もの」のWebページです。お客様に「問い合わせる」「申し込む」「資料請求する」といった特定のアクションを取ってもらうことだけを目的に作られます。
ページ内にメニューやリンクをほとんど置かず、上から下へスクロールしていくと自然に「申し込みたい」と思える構成になっているのが特徴です。テレビ通販の「今すぐお電話を!」をWebに置き換えたもの、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
LPとホームページの違いを一言でいうと
ホームページは「会社の名刺・顔」です。会社概要、サービス一覧、ブログ、採用情報など複数のページで構成され、訪問者が自由に情報を探し回れるようになっています。目的は「会社を知ってもらうこと」全般です。

一方LPは「チラシ・営業トーク」に近い存在です。1つの商品・サービスに絞って、訪問者に特定の行動を取ってもらうことだけに全振りしています。他のページへのリンクすら極力減らすのがセオリーです。
比較表で整理するとこうなります
- ホームページ:複数ページ/会社全体の紹介/自由に回遊/SEOで検索流入を狙う
- LP:1ページ完結/特定の商品・サービスに特化/上から下へ一本道/広告からの流入で成果を出す
たとえるなら、ホームページは「お店の看板と店舗」、LPは「特売チラシ」です。看板がないのにチラシだけ配っても「どこのお店?」となりますし、看板があってもチラシがなければキャンペーンは伝わりません。どちらも役割が違うのです。
では、どんなときにLPを作るべきで、どんなときにはまだ不要なのか。具体的に見ていきましょう。
LPを作るべき3つのタイミング
1. Web広告を出すとき
Google広告やInstagram広告を出すなら、LPはほぼ必須です。広告をクリックした人をホームページのトップに飛ばすと、情報が多すぎて「で、何をすればいいの?」と離脱されてしまいます。LPなら「この商品はこういうもの→今すぐ申し込み」と一本道で誘導できるので、広告費のムダを減らせます。
2. キャンペーンや期間限定の施策を打つとき
「オープン記念で初回50%オフ」「春の入会キャンペーン」など、期間限定の施策はLPと相性抜群です。ホームページにキャンペーン情報を載せるだけでは目立ちにくいですが、LPなら「今だけ」「限定」の訴求に集中でき、緊急感を演出できます。
3. 特定のサービスの申込みを集中的に増やしたいとき
「うちは複数サービスがあるけど、特にこの1つを伸ばしたい」という場合にもLPが有効です。ホームページではサービスが並列に並ぶため、「推し」のサービスが埋もれてしまいます。LPなら1サービスだけを深掘りして、メリット・実績・お客様の声をたっぷり見せられます。
まだLPが不要なケース
「とりあえずLP作ればお客さんが来る」と思われることがありますが、LPが効果を発揮しないケースもあります。
- まだホームページがない場合:LPだけでは会社の信頼性を担保できません。LPを見た人は高確率で会社名を検索します。そのとき何も出てこないと逆効果になることも。まずは会社サイトとしてのホームページ制作が先です
- 集客チャネルが育っていない場合:LPは「人を連れてくる力」を持っていません。広告・SNS・メルマガなど、LPにアクセスを流す手段がないと、誰にも見てもらえないページになります
- 商品・サービスの強みがまだ言語化できていない場合:LPの核は「このサービスを使えば、こう変わる」というメッセージ。それがぼんやりしている段階では、LPを作っても響きません
効果の出るLPの構成要素
LPには「型」があります。効果の出るLPは、ほぼ例外なく以下の要素を上から順番に配置しています。

- ファーストビュー:キャッチコピー+メインビジュアル。3秒で「自分に関係ある」と思わせる
- 悩み共感:「こんなお悩みありませんか?」で読者の課題を言語化する
- 解決策の提示:自社のサービスがその悩みをどう解決するかを示す
- 実績・数字:導入件数、満足度、ビフォーアフターなど具体的な根拠
- お客様の声:第三者の評価は自社の説明より何倍も説得力がある
- FAQ:よくある不安を事前に解消する(価格・期間・解約条件など)
- CTA(行動喚起):「無料相談はこちら」「今すぐ申し込み」ボタン。ページ内に複数回配置する
この流れは「PASONAの法則」や「AIDMAの法則」とも通じるもので、読者の心理を順番に動かしていく設計です。要素を飛ばしたり順番を入れ替えたりすると、離脱率が上がるので注意が必要です。
特に中小企業のLPで多い失敗が「自社の言いたいこと」から始めてしまうパターンです。お客様が知りたいのは「自分の悩みが解決するかどうか」であって、会社の歴史や代表の想いではありません。悩み共感から始めて、解決策としてサービスを紹介する——この順番が鉄則です。
LP制作の費用はどれくらい?
LP制作の費用相場は、規模や内容によって幅があります。
- シンプルなLP(テンプレート活用):10万〜20万円
- オリジナルデザインLP(構成・コピーライティング込み):20万〜50万円
- 動画・アニメーション付きの本格LP:50万円〜
「LP専用のページを新たに作る」以外に、既存のホームページ内に1ページ追加する方法もあります。この方法なら費用を抑えつつ、ホームページの信頼性とLPの訴求力を両立できます。
大切なのは「高いLPを作ること」ではなく、「目的に合った設計ができているか」です。いくらデザインが良くても、ターゲットの悩みに刺さるコピーがなければ、お金をかけたぶんだけ損をします。
また、LPは「作って終わり」ではありません。公開後にアクセスデータを見ながら、キャッチコピーやCTAボタンの文言を少しずつ改善していくことで、コンバージョン率は着実に上がっていきます。最初から完璧を目指すより、まず公開して改善を回すほうが結果的に成果につながります。
まとめ:LPは「タイミング」と「目的」で判断する
LPは万能な魔法のページではありません。しかし、正しいタイミングで正しい目的に使えば、広告の費用対効果を大きく改善し、売上に直結する強力なツールです。
判断のポイントをもう一度整理します。まずホームページがあるか確認してください。ホームページがまだない場合は、そちらが先です。ホームページがある上で、広告を出す予定がある、キャンペーンを打ちたい、特定のサービスの申込みを増やしたい——1つでも当てはまるなら、LPの出番です。
NewBeginningsでは、ホームページ制作からLP制作まで一貫して対応しています。「おまかせWeb制作プラン」は15万円から。LPだけの制作も承っていますので、「うちの場合はどっちが先?」という相談だけでもお気軽にどうぞ。