LINE公式アカウント、作ったはいいけど「友だちにメッセージ送るだけ」になっていませんか?
実は、トーク画面の下に常に表示される「リッチメニュー」をちゃんと設定するだけで、お客様の行動がガラッと変わります。予約ページへの遷移が増えた、クーポンの利用率が上がった——そんな声が、大分の店舗オーナーさんからも増えています。
この記事では、リッチメニューの基本から業種別の活用例、デザインのコツ、無料で作る方法まで、わかりやすくまとめました。
リッチメニューとは?
リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に常に表示されるメニューボタンのことです。お客様がトーク画面を開くたびに目に入るので、お店の「入り口」のような役割を果たします。
ボタンをタップすると、予約ページ、クーポン、メニュー表、アクセスマップなど、設定したリンク先にすぐ飛べます。お客様は「予約したいけど、どこから予約するんだろう?」と迷うことがなくなるわけです。
メッセージ配信と違って、リッチメニューの表示は通数にカウントされません。つまり、無料プランでも制限なく使えます。LINEの利用率は全年代で非常に高く、大分県内でも幅広い世代が日常的に使っています。お客様にわざわざ新しいアプリを入れてもらう必要がないのも大きなポイントです。
にもかかわらず、LINE公式アカウントを開設した店舗の多くが、リッチメニューをデフォルトのまま、もしくは未設定で運用しています。これは本当にもったいない。設定するだけで「このお店、ちゃんとしてるな」という信頼感にもつながります。
業種別リッチメニューの活用例
飲食店:注文・クーポン・アクセスをワンタップで
飲食店なら、6分割のリッチメニューがおすすめです。上段に「本日のおすすめ」「メニュー表」「テイクアウト注文」、下段に「クーポン」「予約する」「アクセス・駐車場」を配置します。特にテイクアウト注文へのリンクを入れておくと、ランチ前の時間帯にテイクアウトの事前注文がLINEから入るようになります。ピーク時の電話対応が減るのは、少人数で回しているお店にとって大きなメリットです。

美容室:予約・カタログ・ポイントカードを集約
美容室の場合は「予約する」「スタイルカタログ」「料金メニュー」「ショップカード(ポイント)」「お知らせ」「お問い合わせ」の6分割がおすすめです。スタイルカタログは、InstagramやホットペッパーのスタイルページにリンクすればOK。LINE内でスタイルを見て「これにしたい!」と思ったらすぐ予約できる導線を作りましょう。ショップカード機能を使えば、紙のポイントカードを廃止して「LINEに集約」できます。お客様も財布の中がスッキリして喜ばれます。
クリニック:診療予約・問診票・よくある質問
クリニックや歯科医院なら「診療予約」「WEB問診票」「診療時間・アクセス」「よくある質問」の4分割がシンプルで使いやすいです。事前にWEB問診票をLINEから送っておけば、受付での待ち時間を短縮できます。患者さんにとっても、電話で「来週の月曜は空いてますか?」とやり取りするより、LINEで空き枠を確認して予約するほうがずっと気軽です。
効果的なリッチメニューの作り方
6分割と3分割、どっちがいい?
結論、載せたい情報が4つ以上なら6分割、3つ以下なら3分割がベストです。6分割は情報量が多い飲食店や美容室向き。3分割は「予約」「メニュー」「アクセス」のようにシンプルに使いたい場合に向いています。迷ったら6分割を選んで、あとから調整するのがおすすめです。
アイコンとテキストのデザインのコツ
デザインで気をつけたいポイントは3つあります。まず、アイコンはシンプルなものを選ぶこと。細かいイラストはスマホの小さな画面では潰れてしまいます。次に、テキストは短く。「予約する」「メニューを見る」のように、動詞で終わるとタップしやすくなります。最後に、お店のブランドカラーに合わせた配色にすること。トーク画面で毎回目に入るものなので、お店の雰囲気と統一感があると印象が良くなります。
リッチメニューの「切り替え」でさらに効果アップ
実はリッチメニューは1種類だけでなく、複数作って切り替えることができます。たとえば、ランチタイムとディナータイムでメニューを変えたり、初回来店の方と常連の方で表示内容を変えたりできます。
飲食店の例:ランチタイムは「本日のランチ」「テイクアウト」を目立たせ、ディナータイムは「コース予約」「飲み放題メニュー」に切り替える。美容室の例:初回のお客様には「初回クーポン」「スタイルカタログ」を見せ、会員の方には「次回予約」「ポイント確認」を表示する。このような出し分けで、お客様一人ひとりに合った情報を届けられます。ただし、切り替え機能の一部はLINE公式アカウントの有料プランやAPI連携が必要になる場合があります。
Canvaで無料でリッチメニューを作る方法
「デザインツールを使ったことがない」という方でも大丈夫。Canvaという無料のデザインツールを使えば、プロっぽいリッチメニューが簡単に作れます。

手順はシンプルです。Canvaにログインして「LINEリッチメニュー」と検索すると、そのまま使えるテンプレートがたくさん出てきます。テンプレートを選んで、お店の名前やアイコンを差し替えて、PNG形式でダウンロード。あとはLINE公式アカウントの管理画面でアップロードして、各エリアにリンクを設定すれば完成です。所要時間は慣れれば30分程度。最初は1時間ほど見ておけば十分です。
ワンポイントアドバイスとして、作ったリッチメニューは公開前に必ず自分のスマホで確認しましょう。PCの大きな画面では良く見えても、スマホだと文字が小さすぎたり、アイコンが潰れていたりすることがあります。友人や家族のスマホでも見てもらうと、お客様目線のフィードバックがもらえるのでおすすめです。
もっと高度に活用するなら
リッチメニューの基本設定だけでも十分な効果がありますが、さらに一歩踏み込むと可能性が広がります。セグメント配信(来店回数や興味に応じたメッセージの出し分け)、予約システムとの連携(LINEアプリ内で予約完結)、ポイントカードのデジタル化、自動フォロー配信——こうした機能を組み合わせると、LINEがお店の「デジタル接客ツール」として本格的に機能し始めます。
とはいえ、LINE公式アカウントの標準機能だけでは実現が難しいものもあります。そんなときは、LINE運用を効率化できる外部ツールの活用を検討してみてください。たとえば私たちが開発している「ReLime(リライム)」は、LINEと連携した予約管理・顧客管理・セグメント配信をひとつのダッシュボードで完結できるSaaSです。リッチメニューの出し分け設定も管理画面からかんたんに行えます。
まとめ
リッチメニューは、LINE公式アカウントの中でもっとも「見られている」場所です。トーク画面を開くたびにお客様の目に入る一等地を、デフォルトのまま放置しているのは本当にもったいない。
まずはCanvaでテンプレートを選んで、お店に合ったリッチメニューを作ってみてください。予約導線を整えるだけで、お客様の反応が変わるのを実感できるはずです。もっと高度な活用(セグメント配信、予約連携、ポイント管理)に挑戦したくなったら、ぜひお気軽にご相談ください。