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Web広告の基礎|リスティング広告とSNS広告、どちらを先にやるべき?

8分で読めます

「SEOが大事なのはわかった。でも、効果が出るまで半年もかかるの?」——そんな声をいただくことがあります。

正直に言います。SEOは時間がかかります。じっくり育てる「畑」のようなもの。でも、今すぐお客様を集めたいなら、Web広告という選択肢があります。広告は「蛇口」です。お金を入れれば、すぐに水(集客)が出てくる。

この記事では、Web広告の代表格である「リスティング広告」と「SNS広告」の違い、どちらを先にやるべきか、予算の目安まで、中小企業の経営者向けにやさしく解説します。

リスティング広告とは?——検索した人に直接届く広告

Googleで何かを検索すると、検索結果の一番上に「スポンサー」と書かれたリンクが表示されますよね。あれがリスティング広告(検索連動型広告)です。

たとえば「大分 ホームページ制作」と検索したとき、自然検索より上に表示される。つまり、SEOで1位を取らなくても、お金を払えば最上位に表示できる仕組みです。

リスティング広告の最大の強みは、「今まさに探している人」に届くこと。検索している時点で、その人は明確なニーズを持っています。だから問い合わせや購入につながりやすい。

リスティング広告の特徴をまとめると:

  • 検索意図が明確なユーザーにリーチできる
  • クリックされた分だけ課金(表示だけなら無料)
  • 今日設定して、今日から表示できる即効性
  • キーワードごとに入札額を調整できる柔軟性

SNS広告とは?——まだ知らない人に届ける広告

Instagram、Facebook、LINE、X(旧Twitter)などのSNS上に表示される広告がSNS広告です。

リスティング広告とSNS広告の比較
検索広告とSNS広告、目的によって使い分ける

リスティング広告との最大の違いは、ユーザーが「探していない」状態で目に入ること。タイムラインをスクロールしていたら、自然と広告が表示される。つまり、まだあなたの会社やサービスを知らない人に「認知」してもらうのに向いています。

SNS広告の特徴をまとめると:

  • 年齢・性別・地域・興味関心で細かくターゲティングできる
  • 画像や動画で視覚的にアピールできる
  • 認知拡大・ブランディングに強い
  • 少額(1日数百円〜)から始められる

たとえば「大分市在住の30〜40代女性で、美容に興味がある人」にだけ広告を出す、といったことが可能です。飲食店、美容室、不動産など、ビジュアルで魅力が伝わりやすい業種とは特に相性が良いでしょう。

どちらを先にやるべき?——目的で決まる

結論から言うと、「今すぐ問い合わせが欲しい」ならリスティング広告が先です。

理由はシンプル。リスティング広告はすでにニーズがある人に届くから。「大分 税理士 おすすめ」と検索している人は、税理士を探している最中です。この人に広告を出せば、問い合わせにつながる確率が高い。

一方、「まだ誰にも知られていないサービスを広めたい」ならSNS広告が先です。新しい店舗のオープン告知や、まだ検索されていない新サービスの認知拡大には、SNS広告の方が効果的です。

判断基準を表にまとめます:

  • 今すぐ売上が欲しい → リスティング広告
  • サービス名で検索する人がいる → リスティング広告
  • まず知ってもらうことが大事 → SNS広告
  • ビジュアルで伝わる商品・サービス → SNS広告
  • 両方やれる予算がある → リスティング広告から始めて、SNS広告を追加

迷ったらリスティング広告からをおすすめします。なぜなら、効果測定がしやすく、「この金額でこれだけの問い合わせが来た」と費用対効果を数字で判断できるからです。

予算はいくら必要?——月3〜10万円から始められる

「Web広告は大企業がやるもの」と思っていませんか? 実は、月3万円程度から始められます

予算の目安:

  • リスティング広告:月3〜10万円(1クリック100〜500円程度。業種による)
  • SNS広告:月3〜5万円(1日1,000〜2,000円程度で十分テスト可能)

大切なのは、最初から大きな予算を使わないこと。まずは月3万円で1ヶ月テストして、効果があれば増額する。効果がなければキーワードやターゲットを見直す。この「小さく始めて、データを見ながら改善する」が鉄則です。

注意点として、Web広告は出稿した瞬間から費用が発生します。設定を間違えると、意図しないキーワードで広告が表示されて予算が消えてしまうことも。最初の設定は慎重に行いましょう。

また、リスティング広告には「除外キーワード」という設定があります。たとえば「無料」「求人」など、自社のターゲットではない検索を除外することで、無駄なクリック費用を防げます。これを設定するかしないかで、広告の費用対効果は大きく変わります。

自分でやる vs 代理店に頼む——判断の分かれ目

自分でやるメリットは、代理店手数料(広告費の20%が相場)がかからないこと。Google広告もMeta広告(Instagram/Facebook)も、管理画面は日本語対応で、公式の学習コンテンツも充実しています。

広告の費用対効果分析
データに基づいた広告運用で費用対効果を最大化

自分でやるのが向いている人:

  • 月額予算が10万円以下
  • ITツールの操作に抵抗がない
  • 数字を分析するのが好き
  • 週に2〜3時間、広告管理に時間を割ける

代理店に頼むのが向いている人:

  • 管理画面の設定に自信がない
  • 広告文やバナー画像を作る時間がない
  • 月額予算が10万円以上で、失敗したくない
  • 本業に集中したい

もう一つの選択肢として、「初期設定だけプロに頼んで、運用は自分でやる」というハイブリッド型もあります。最初のキーワード選定やアカウント構造の設計をプロに任せ、日々の予算調整や効果確認は自分で行う。これなら費用を抑えながら、正しいスタートを切れます。

代理店を選ぶ際のチェックポイントとして、最低契約期間・レポートの頻度・広告アカウントの所有権は必ず確認しましょう。「契約終了後に広告アカウントを引き渡してもらえるか」は特に重要です。蓄積したデータは会社の資産ですから。

Web広告で失敗しないための3つのポイント

ポイント1:広告の「受け皿」を整える

広告をクリックした先のページ(ランディングページ)がしょぼいと、せっかくのクリックが無駄になります。広告とページの内容を一致させ、問い合わせへの導線を明確にすることが大前提です。

ポイント2:コンバージョンを計測する

「広告を出したけど、効果があったのかわからない」——これが一番もったいない。問い合わせフォームの送信や電話タップをコンバージョンとして設定し、広告経由で何件の反応があったかを必ず数字で追いましょう。

ポイント3:最低1ヶ月は続ける

広告は出してすぐ最適な状態にはなりません。GoogleもSNSも、AIが学習してターゲティングの精度を上げていく仕組みです。最初の1〜2週間は「学習期間」と割り切り、最低1ヶ月はデータを集めてから判断しましょう。

まとめ——SEOと広告は「二刀流」が最強

最後にお伝えしたいのは、SEOと広告は「どちらか」ではなく「両方」やるのが理想ということ。

  1. 短期:リスティング広告で今すぐの集客を確保する
  2. 中期:SNS広告で認知を広げ、見込み客を増やす
  3. 長期:SEOでコンテンツを蓄積し、広告に頼らない集客基盤を作る

広告はあくまで「蛇口」。いつか蛇口を閉めても集客できるよう、SEOという「畑」も同時に育てていく。この二刀流が、中小企業にとって最もコストパフォーマンスの高い集客戦略です。

「うちの業種だとリスティングとSNS、どっちが合ってる?」「予算3万円で何ができる?」——そんな疑問があれば、お気軽にご相談ください。現状のWebサイトと業種に合わせて、最適な広告プランをご提案します。

大分でDX導入・業務改善をお考えなら、株式会社NewBeginningsにご相談ください。大分県の中小企業に特化したDX支援を行っており、現状のヒアリングから課題整理、ツール選定、補助金活用まで一貫してサポートしています。「何から始めればいいかわからない」という段階でも大丈夫です。

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芦刈庸介のプロフィール画像
この記事を書いた人芦刈庸介代表取締役 / エンジニア

大分県出身。フリーランスを経て2026年に株式会社NewBeginningsを設立。Web制作・アプリ開発・DX支援を通じて、地域の中小企業のデジタル化を伴走支援しています。「ITは難しい」を「ITで楽になった」に変えることがミッション。

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