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BtoB企業のWeb集客戦略|「うちは法人向けだから」は間違い

9分で読めます

「うちは法人向けだから、ホームページとかSNSとか関係ないよ」

大分の中小企業の経営者さまと話していると、BtoB(企業間取引)の会社ほどこうおっしゃいます。紹介や既存の取引先で回っているから、Webに力を入れる必要はない——と。

でも、ちょっと立場を変えて考えてみてください。あなた自身が新しい取引先や外注先を探すとき、まず何をしますか? Googleで検索しませんか?

実はこれ、データでもはっきり出ています。BtoB購買担当者の67%が、営業に連絡する前にWebで情報収集を済ませているというレポートがあります。つまり、あなたの見込み客は「問い合わせる前」にすでにネットであなたの会社を調べている(あるいは見つけられずに他社に流れている)のです。

BtoB企業にWebが重要な3つの理由

理由1:担当者は「まず検索する」時代

かつてBtoBの新規開拓といえば、展示会・紹介・飛び込み営業が定番でした。もちろん今でもこれらは有効です。でも、それに加えて「検索して比較検討する」というステップが確実に増えているのが現実です。

特に若い世代の担当者は、上司から「いい業者探して」と言われたら、まずGoogle検索をします。そこであなたの会社が出てこなければ、そもそも候補にすら入らないわけです。

理由2:ホームページがないと「候補から外れる」

逆のケースも考えてみましょう。紹介で会社名を聞いて、「ちょっと調べてみよう」とGoogle検索したら——ホームページがない。あるいはあっても10年前のデザインで、最終更新が3年前。

正直、「この会社、大丈夫かな?」と思いませんか?

BtoBは取引金額が大きく、長期の付き合いになることが多い。だからこそ、相手は「信頼できるか」を慎重に確認します。そのとき、ホームページは会社の顔です。名刺交換の後に検索されることを前提に、きちんと情報を整備しておく必要があります。

理由3:「待ちの営業」ができるようになる

Web集客の最大のメリットは、お客様の方から来てくれることです。

「大分 業務システム 開発」「製造業 DX 相談」——こんなキーワードで検索している人は、まさに今その課題を抱えている人。この人たちがあなたのサイトにたどり着けば、営業しなくても問い合わせが来る仕組みが作れます。

一人社長や少数精鋭の会社ほど、この「待ちの営業」は強力な武器になります。

BtoBで効く4つのWeb施策

「WebマーケティングといってもBtoCとは違うでしょ?」——その通りです。BtoBにはBtoBに合ったやり方があります。

BtoB企業の導入事例ページ
お客様の声と成果数字で信頼感を構築

施策1:SEO(検索エンジン最適化)で見つけてもらう

まず取り組むべきはSEOです。ターゲットが検索するであろうキーワードで、自社サイトを上位に表示させる取り組みです。

BtoBのSEOのポイントは、「業種×課題」のキーワードを狙うこと。「大分 ホームページ制作」のような一般キーワードだけでなく、「製造業 在庫管理 システム化」「建設業 勤怠管理 効率化」のように、具体的な課題を含むキーワードが効果的です。

こうしたキーワードは検索数こそ少ないですが、検索している人の「本気度」が高い。つまり、問い合わせにつながりやすいのです。

施策2:事例ページで「実績」を見せる

BtoBで最も強力なコンテンツは導入事例・実績紹介です。

「この会社は自分たちと似た業種・似た課題を解決した実績がある」——これが伝わると、一気に信頼度が上がります。

事例ページに入れるべき要素:

  • お客様の業種・課題(読者が「自分と同じだ」と感じるため)
  • 導入前の状況と導入後の成果(数字で示すのが最強)
  • お客様の声(実名でなくても、具体的なコメントがあれば十分)

事例は3件あれば最低限。できれば業種ごとに用意すると、どんなお客様にも「うちに近い事例がある」と思ってもらえます。

施策3:ホワイトペーパーで「見込み客リスト」を作る

ホワイトペーパーとは、お役立ち資料をPDFでダウンロードしてもらう仕組みです。

たとえば「製造業のDX成功事例集」「中小企業のIT導入補助金活用ガイド」といった資料を無料で配布し、ダウンロード時にメールアドレスを入力してもらう。すると、「まだ問い合わせするほどではないけど、興味がある」という見込み客のリストが手に入ります。

BtoBは検討期間が長いので、このリストに定期的に情報発信(メルマガ等)を行い、検討が進んだタイミングで選んでもらうという戦略が非常に有効です。

施策4:問い合わせフォームのハードルを下げる

BtoBの問い合わせフォームでありがちな失敗は、入力項目が多すぎることです。会社名・部署・役職・電話番号・FAX番号・住所…これでは途中で離脱されます。

改善のポイント:

  • 入力項目は5つ以内(会社名・名前・メール・相談内容 + 電話番号は任意)
  • 「まずは資料請求」「無料相談30分」など、ハードルの低い選択肢を用意する
  • 「営業電話はしません」「まずは話を聞くだけでOK」と明記する

BtoCとの違い——ここを間違えると失敗する

「WebマーケティングはBtoCのもの」と思われがちですが、正確には「BtoCのやり方をそのままBtoBに持ち込むと失敗する」が正しい表現です。

違い1:検討期間が長い

BtoCは衝動買いがありますが、BtoBは数週間〜数ヶ月かけて比較検討します。だからこそ「すぐ買わせる」のではなく、「検討中に何度も接点を持つ」ことが大切。ブログやメルマガで継続的に情報を届ける戦略が効きます。

違い2:複数人で意思決定する

BtoCは本人が決めますが、BtoBは担当者→上司→役員(→社長)と複数の意思決定者がいます。担当者が「ここにしたい」と思っても、上司を説得する材料が必要です。

だからこそ、事例・数字・比較表など「社内稟議に使える情報」をサイトに載せることが重要。担当者が上司に見せたくなるページを作りましょう。

違い3:「信頼」と「実績」が最優先

BtoCでは価格やデザインのインパクトが購買を左右しますが、BtoBでは「この会社に任せて大丈夫か」が最大の判断基準です。派手なLPよりも、実績・資格・会社概要がしっかりしたホームページの方がコンバージョンにつながります。

最低限やるべき3つのこと

「全部やるのは大変…」という方のために、まずこの3つから始めましょう

購買担当者の情報収集
BtoB購買担当の67%がWebで情報収集してから問い合わせ

1. ホームページを「名刺代わり」から「営業ツール」に変える

会社概要・サービス・実績・問い合わせフォーム。最低限この4ページをきちんと整備するだけで、「検索→信頼→問い合わせ」の流れが生まれます。デザインが古い場合はリニューアルも検討を。

2. 導入事例を3件作る

既存のお客様に協力をお願いして、事例ページを最低3件作りましょう。業種が異なる3件があると理想的です。「どんな課題を」「どう解決して」「どんな成果が出たか」を具体的に書くだけで、サイトの説得力が格段に上がります。

3. ブログを月2本書く

自社の専門領域に関するブログを月2本のペースで書きましょう。「お客様からよく聞かれる質問」をそのまま記事にするのが最も簡単で、かつSEO効果も高い方法です。

例えば、「○○業界でよくある課題と解決法」「△△を導入するメリットとデメリット」「□□の費用相場」——こうした記事は、まさにターゲットが検索しているキーワードと一致します。

まとめ:BtoBこそWebに投資すべき時代

もう一度整理します。

  1. BtoB購買担当者の67%はWebで事前調査している——Webがなければ候補にすら入らない
  2. BtoBに合ったWeb施策がある——SEO・事例ページ・ホワイトペーパー・フォーム最適化
  3. BtoCとの違いを理解する——検討期間が長い・複数人で決める・信頼重視
  4. まずは3つから——HP整備・事例3件・ブログ月2本

「うちは法人向けだから」は、Webをやらなくていい理由ではありません。むしろ、BtoB企業こそWebで差がつく時代です。競合がまだ本気で取り組んでいない今こそ、先手を打つチャンスです。

「うちの業種でWebが効くのか?」「何から手をつければいいかわからない」——そんな方は、まずは無料相談でお気軽にご相談ください。御社の業種・課題に合わせた具体的なWeb戦略をご提案します。

大分でDX導入・業務改善をお考えなら、株式会社NewBeginningsにご相談ください。大分県の中小企業に特化したDX支援を行っており、現状のヒアリングから課題整理、ツール選定、補助金活用まで一貫してサポートしています。「何から始めればいいかわからない」という段階でも大丈夫です。

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芦刈庸介のプロフィール画像
この記事を書いた人芦刈庸介代表取締役 / エンジニア

大分県出身。フリーランスを経て2026年に株式会社NewBeginningsを設立。Web制作・アプリ開発・DX支援を通じて、地域の中小企業のデジタル化を伴走支援しています。「ITは難しい」を「ITで楽になった」に変えることがミッション。

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