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社内チャットツール比較|Slack・Teams・Chatwork、うちの会社にはどれ?

9分で読めます

「お疲れ様です。○○の件ですが……」——こんな書き出しの社内メール、1日に何通書いていますか?

送って、返信を待って、CCに入れ忘れた人に転送して、「先ほどのメール見ましたか?」と電話する。メールでの社内連絡は、思っている以上に時間を食っています

この記事では、社内連絡をもっとスムーズにする「チャットツール」の代表格——Slack・Microsoft Teams・Chatworkの3つを、中小企業の目線でフラットに比較します。「結局うちにはどれがいいの?」の答えを一緒に見つけましょう。

なぜ今、チャットツールなのか?

「メールで十分じゃない?」と思うかもしれません。でも、社内のやりとりにメールを使い続けていると、こんな問題が起きています。

  • 挨拶文・署名が毎回必要で、1通書くのに2〜3分かかる
  • CCの入れ忘れで「聞いてない」が発生する
  • メールが埋もれる——取引先のメールと社内連絡が同じ受信トレイに混在
  • 返信が遅い——メールは「後で見る」ものなので、急ぎの確認に向かない
  • 履歴が追えない——「Re:Re:Re:Re:」で件名が伸び、どれが最新か分からない

チャットツールなら、これらの問題がほぼ解決します。

  • 挨拶不要。「○○の件、確認お願いします」で済む
  • チャンネル(グループ)に入っていれば全員が見られる
  • 社内連絡と外部メールが完全に分離される
  • 通知がリアルタイムで届くので、レスポンスが早い
  • スレッド機能で話題ごとに会話がまとまる

ある調査では、チャットツール導入で社内メールが約40%減ったという企業もあります。その時間を本来の業務に使えるとしたら、導入する価値は十分あります。

3つのツールの特徴を30秒で把握

Slack(スラック)

IT企業やスタートアップで圧倒的に人気のチャットツールです。外部サービスとの連携が豊富で、Googleカレンダー、Trello、Notion、GitHubなど2,000以上のアプリと接続可能。チャンネルを細かく分けて話題を整理できるのが特長です。UIは洗練されていて、「使っていて気持ちいい」という声も。

ビジネスチャットツールの画面
Slack・Teams・Chatworkでスピーディーなコミュニケーション

Microsoft Teams(チームズ)

Microsoft 365(旧Office 365)に含まれるチャットツール。すでにWord・Excel・Outlookを使っているなら追加費用ゼロで始められます。ビデオ会議機能が標準搭載で、チャットからワンクリックで会議を開始可能。ファイル共有もOneDrive/SharePointとシームレスにつながります。

Chatwork(チャットワーク)

日本生まれの国産チャットツール。日本のビジネス文化に合わせた設計で、タスク管理機能が標準搭載されています。画面がシンプルで、ITに詳しくないスタッフでも直感的に使える操作性が魅力。日本語サポートも手厚く、中小企業の導入実績が豊富です。

5つの軸で比較する

無料枠 — タダでどこまで使える?

  • Slack:無料プランあり。ただしメッセージ履歴が90日間に制限。少人数チームなら十分使えるが、過去のやりとりを検索したい場合は有料プランが必要
  • Teams:Microsoft 365を契約していれば追加費用なし。無料版もあるが機能制限あり
  • Chatwork:無料プランあり。グループチャットの数に制限あり(制限数は変更される場合あり)。まず試すには十分

価格 — 有料プランはいくら?

  • Slack:Proプラン 月額1,050円/ユーザー〜
  • Teams:Microsoft 365 Business Basic 月額899円/ユーザー〜(Word・Excel・PowerPoint含む)
  • Chatwork:ビジネスプラン 月額700円/ユーザー〜

単純にチャットだけで比較するとChatworkが最も安価。ただしTeamsはOfficeアプリが全部ついてくるので、すでにOffice 365を使っているなら実質0円というケースが多いです。

操作性 — ITに詳しくない社員でも使える?

Chatworkが最もシンプル。LINEのような感覚で使えるので、「スマホは使えるけどパソコンは苦手」という社員でも馴染みやすいです。

TeamsはOffice製品に慣れていれば違和感なく使えます。ただし機能が多いぶん、最初は「どこに何があるか分からない」と感じる人も。

SlackはUIがスッキリしていますが、チャンネルの概念やスレッドの使い方に慣れるまで少し時間がかかります。ITリテラシーが高いチームなら問題なし。

外部連携 — 他のツールとつながる?

Slackが圧勝。2,000以上のアプリと連携可能で、通知の集約やワークフロー自動化に強い。

TeamsはMicrosoft製品(Word、Excel、SharePoint、Power Automate)との連携が抜群。Microsoft中心の業務環境なら最強。

Chatworkは連携できるサービスは少なめですが、API連携は可能。「チャットだけで十分」という使い方なら問題ありません

日本語サポート — 困ったとき頼れる?

Chatwork:国産なので日本語サポートは最も充実。電話サポートもあり(有料プラン)。

Teams:Microsoftの日本法人があるため、日本語サポートは手厚い。法人契約なら専用窓口あり。

Slack:日本語UIは対応済み。サポートは日本語で問い合わせ可能だが、回答が英語の場合もある。日本語の情報サイトやコミュニティは充実している。

パターン別おすすめ

「Office 365をすでに契約している」→ Teams

追加費用ゼロで始められるのは大きい。Word・Excelとの連携もシームレスなので、資料を共有しながらチャットで相談という使い方が自然にできます。ビデオ会議もTeamsだけで完結するので、ZoomやGoogle Meetを別で契約する必要もありません。

「ITに詳しくない社員が多い」→ Chatwork

とにかくシンプルで分かりやすい。タスク管理機能もついているので、「チャットで依頼→タスクに変換→完了報告」の流れが1つのツールで完結します。日本語サポートの安心感も大きいポイントです。

「外部ツールと連携して業務を自動化したい」→ Slack

Googleカレンダーの予定通知、フォーム送信の通知、タスク管理ツールとの同期——「情報のハブ」として使いたいならSlack一択です。ワークフロービルダーで簡単な自動化もノーコードで組めます。

「まだどれか分からない」→ まず無料で試す

3つとも無料プランがあるので、1〜2週間ずつ試してみるのが一番確実です。百聞は一見にしかず。実際に社員に使ってもらって、「これなら続けられそう」と思えるツールを選びましょう。

導入を成功させる3つのコツ

コツ1:全員に一斉強制しない

「来週からメール禁止、全部チャットで」と言っても、反発されるだけです。まず2〜3人の小さなチームで試して、「便利だね」という声が出てから全社に広げましょう。使っている人を見て「自分も使いたい」と思わせるのが一番スムーズです。

メールとチャットの比較
形式的なメールからスピーディーなチャットへ

コツ2:まず1チャンネルだけ作る

最初からチャンネルを10個も作ると混乱します。「全社連絡」や「雑談」など1つだけチャンネルを作って、まずそこに集まる習慣をつけましょう。慣れてきたら部署別・プロジェクト別に増やしていけばOKです。

コツ3:ルールは最小限にする

「チャットは業務時間内のみ」「既読スルー禁止」などルールを決めすぎると窮屈になります。最低限のルールは「業務連絡はチャットで。メールは社外向けだけ」——これだけで十分です。あとは使いながら必要に応じて調整しましょう。

まとめ:メールを減らす第一歩を今日から

この記事のポイントをまとめます。

  • Slack:外部連携が豊富。IT系・ツール連携重視の会社向け
  • Teams:Office 365ユーザーなら追加費用ゼロ。ビデオ会議も一体型
  • Chatwork:国産でシンプル。ITが苦手な社員が多い会社向け
  • 3つとも無料プランあり。まず試してから決めるのが一番
  • 導入のコツは「小さく始めて、じわじわ広げる」

「お疲れ様です」から始まる社内メールの数が半分になったら、どれだけ楽になるか想像してみてください。チャットツールの導入は、DXの中でも最もハードルが低く、効果が出やすい施策のひとつです。

「うちの会社にはどれが合うか分からない」「導入したけど定着しない」——そんなお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。業務の流れや社員のITスキルをヒアリングした上で、本当に合うツールと導入の進め方を一緒に考えます。

大分でDX導入・業務改善をお考えなら、株式会社NewBeginningsにご相談ください。大分県の中小企業に特化したDX支援を行っており、現状のヒアリングから課題整理、ツール選定、補助金活用まで一貫してサポートしています。具体的なパッケージ内容・料金は 大分のDX推進・AI導入支援パッケージ のページをご覧ください。DXの全体像をマンガでサクッと掴みたい方は マンガでわかる!ほんとのDX(全8話) もどうぞ。1話3分で読めます。「何から始めればいいかわからない」という段階でも大丈夫です。

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芦刈庸介のプロフィール画像
この記事の担当芦刈庸介代表取締役 / エンジニア

大分県出身。フリーランスを経て2026年に株式会社NewBeginningsを設立。Web制作・アプリ開発・DX支援を通じて、地域の中小企業のデジタル化を伴走支援しています。「ITやDXは難しい」を「IT・DX・AIで楽になった」に変えることがミッション。

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