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脱FAXは怖くない|取引先に怒られず廃止する3ステップ【案内文テンプレ付き】

6分で読めます
この記事の要点

FAXは「ある日いきなり全廃」しようとするから取引先とぶつかります。現実的なのは、①まず自社の受信をデータ化する(クラウドFAX等で紙に出さずPDFで受ける)②送信を少しずつメール・PDFへ切り替える(事前の案内で予告する)③主要な取引先と合意して段階的に移行する——の3ステップです。相手には今まで通りFAXを使ってもらいながら、自社側の手間だけを先に減らせるのがポイント。案内文を一枚用意しておけば、取引先とのトラブルもほとんど避けられます。どうしてもFAXが必要な相手が数社残っても問題ありません。

「FAX、そろそろやめたいんだけど……取引先が怒りそうで踏み切れない」。大分で中小企業のDX支援をしていると、こうしたご相談をよくいただきます。

結論からお伝えすると、FAXは「ある日いきなり全部やめる」から怒られるのであって、順番さえ踏めば取引先とぶつからずに減らせます。この記事では、業務を止めずにFAXを卒業していく現実的な3ステップと、取引先にそのまま送れる案内文テンプレートをご紹介します。売り込み抜きの一般的なやり方なので、自社だけで進める場合の参考にもしてください。

そもそも、なぜ今「脱FAX」なのか

FAXは長く使われてきた便利な道具です。ただ、続けるほど地味なコストがかかり続けます。一つひとつは小さくても、積み重なると「人手が足りない」の一因になります。

  • 用紙・インク・電話回線・複合機のリース代がかかり続ける
  • 受け取った紙を仕分け・転記・保管する手間が毎日発生する
  • 送信ミス(番号違い)で、社外に情報が流出するリスクがある
  • 外出先や在宅では受信を確認できず、対応が遅れてしまう

特に一人や少人数で会社を回している場合ほど、この手間がじわじわ効いてきます。逆に言えば、ここを軽くできれば、その分を本業に使えるということです。

紙のFAXを「データで受け取る」に変えるだけでも、日々の手間は大きく減る
紙のFAXを「データで受け取る」に変えるだけでも、日々の手間は大きく減る

取引先に怒られず廃止する3ステップ

いきなり「今月でFAXをやめます」と伝えるとトラブルになります。おすすめは、相手の手間を増やさない順番で、自社側から静かに進める方法です。

ステップ1:まず「受信」をデータ化する(相手は今まで通りでOK)

最初にやるのは、届いたFAXを紙に印刷せず、データ(PDF)で受け取れるようにすることです。クラウドFAXや、複合機のメール転送機能を使えば、相手はこれまで通りFAXを送るだけ。自社側だけが「紙の仕分け・保管」から解放されます。ここは取引先に一切影響しないので、真っ先に着手できます。

ステップ2:「送信」を少しずつメール・PDFへ切り替える

次に、自社から送る書類を、可能な相手からメール添付(PDF)に切り替えていきます。ポイントは、切り替える前に一本連絡を入れて「今後はメールでもお送りします」と予告すること。相手が「FAXがいい」と言えば無理に変えず、メールで問題ない相手から順に移していきます。急がず、相手のペースに合わせるのがコツです。

ステップ3:主要な取引先と合意して、段階的に移行する

受信と送信の下地ができたら、やり取りの多い主要な取引先に、正式に「FAX→メール」への移行をお願いします。ここで効くのが、次の案内文です。締切を強く切らず「◯月頃から順次」とやわらかく伝えると、相手も身構えません。どうしてもFAXが必要な相手が数社残っても大丈夫。その数社だけクラウドFAXで受け続ければ、複合機やFAX専用回線はいずれ手放せます。

そのまま使える|取引先への案内文テンプレート

実際に取引先へ送る文面の一例です。自社の名前・時期に置き換えてお使いください。

平素より大変お世話になっております。株式会社◯◯でございます。このたび、書類のやり取りを順次メールへ切り替えさせていただくことになりました。

◯月頃より、これまでFAXでお送りしていた書類を、メール添付(PDF)でお送りする場合がございます。お手数ですが、書類の送付先メールアドレスをご登録いただけますと幸いです。

もちろん、引き続きFAXでのやり取りをご希望の場合は、これまで通り対応いたしますのでご安心ください。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

やりがちな失敗(ここだけ注意)

  • 締切を切って一斉に「FAX廃止」を通告する → 反発を招きやすい
  • 受信のデータ化を飛ばして送信だけ変える → 結局、紙が減らない
  • 相手の都合を無視して、こちらの都合だけで進める → 関係が悪化する

「相手の手間を増やさない」「急がない」——この二つさえ守れば、脱FAXはほとんどの場合スムーズに進みます。

大分で脱FAX・ペーパーレスを相談するなら

正直にお伝えすると、脱FAXは特別な技術がなくても、順番さえ間違えなければ自社だけでも進められます。ただ、「どのクラウドFAXが自社に合うか」「請求書や受発注のやり取りをどう組み替えるか」まで含めて設計すると、途中で止まりにくくなります。株式会社NewBeginningsでは、大分の中小企業向けに、FAXを含む紙業務の棚卸しから、無理のない移行の設計までをお手伝いしています。

「うちの場合はどこから手をつければいい?」というご相談だけでも歓迎です。 お問い合わせはこちら

参考・出典

※クラウドサービスの導入がIT導入補助金などの対象になる場合があります。要件・対象は年度やツールによって変わるため、申請前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

よくある質問

FAXをやめると、取引先に迷惑がかかりませんか?
いきなり全廃するとぶつかりますが、①受信のデータ化 ②送信の段階的な切り替え ③主要取引先との合意、の順に進めれば、相手の手間を増やさずに移行できます。どうしてもFAXが必要な相手にはFAXを残しつつ、自社側の手間だけを先に減らせるのがポイントです。
FAXを完全になくさないといけませんか?
いいえ。数社だけFAXが残っても問題ありません。その数社分だけクラウドFAXで受け続ければ、複合機やFAX専用回線は手放せます。「ゼロにする」より「紙とコストを減らす」を目標にすると、現実的で続けやすくなります。
クラウドFAXとは何ですか?お金はかかりますか?
届いたFAXを紙に印刷せず、メールやアプリでPDFとして受け取れるサービスです。月額数百円〜のプランが多く、複合機のリースや用紙・インク代と比べて安く済むことが一般的です。料金は各サービスの公式サイトでご確認ください。
脱FAXにあたって補助金は使えますか?
クラウドサービスの導入がIT導入補助金などの対象になる場合があります。ただし要件や対象は年度・ツールによって変わるため、申請前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。当社でも、対象になりそうかの確認からお手伝いできます。
記事の案内文テンプレートは、そのまま使っていいですか?
はい、自社名や時期を置き換えてご自由にお使いください。締切を強く切らず「◯月頃から順次」とやわらかく伝えるのが、取引先とぶつからないコツです。

大分でDX導入・業務改善をお考えなら、株式会社NewBeginningsにご相談ください。大分県の中小企業に特化したDX支援を行っており、現状のヒアリングから課題整理、ツール選定、補助金活用まで一貫してサポートしています。具体的なパッケージ内容・料金は 大分のDX推進・伴走支援パッケージ のページをご覧ください。DXの全体像をマンガでサクッと掴みたい方は マンガでわかる!ほんとのDX(全8話) もどうぞ。1話3分で読めます。「何から始めればいいかわからない」という段階でも大丈夫です。

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芦刈庸介のプロフィール画像
この記事の担当芦刈庸介代表取締役 / エンジニア

大分県出身。フリーランスを経て2026年に株式会社NewBeginningsを設立。Web制作・アプリ開発・DX支援を通じて、地域の中小企業のデジタル化を伴走支援しています。「ITやDXは難しい」を「IT・DX・AIで楽になった」に変えることがミッション。

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