「施術中で電話に出られなかった」「ランチのピークで電話が鳴りっぱなし」——店舗をやっていると、電話に出られずに予約のチャンスを逃してしまう場面は、よくあります。そこで広がっているのが、AIが電話に応対する「AI電話受付(ボイスボット)」です。この記事では、飲食・美容・整体などの店舗向けに、その仕組みと「できること・できないこと」を正直にお伝えします。
AI電話受付(ボイスボット)とは?
AI(人工知能)が音声で電話に応対し、用件の聞き取りから、予約の受付、よくある質問への回答、担当者への取り次ぎまでを自動で行う仕組みです。人が出られないときの「一次受付」を、AIが肩代わりするイメージです。
昔の「自動音声(IVR)」と何が違う?
「ご予約は1を、その他は2を押してください」というプッシュ操作の自動音声(IVR)は、あらかじめ用意した選択肢からしか選べません。AI電話受付は、お客さまが話した内容をAIが聞き取って、より自然な会話で用件を進められるのが違いです。
仕組み(ざっくり3ステップ)
- ① お客さまが電話で話す
- ② AIが音声を文字にして、用件(予約・変更・質問など)を理解する
- ③ AIが音声で答えたり、予約を受けたり、必要なら人に取り次ぐ

飲食・美容・整体でよくある使い方
- 施術中・接客中で出られないとき、AIが予約や用件を一次受付する
- 営業時間外や定休日でも、24時間、予約・問い合わせを受けられる
- 「営業時間は?」「駐車場は?」などのよくある質問に、AIが自動で回答する
- 電話をかけてきたお客さまに、SMS(ショートメール)でWeb予約フォームを案内する
たとえば美容室では、施術中に電話で手を止めなくて済み、飲食店ではピーク時の取りこぼしを減らしやすくなる、といった使われ方がされています。
なぜ今、注目されているのか
「電話に出られない」ことは、思っている以上に機会損失につながります。ある調査では、窓口を利用したお客さまの不満で最も多いのは「つながらない・待たされる」(約41%)で、対応への不満から購入・利用をやめた経験がある人も5割を超えたという結果もありました。音声で応対するAIの市場も、複数の調査会社が拡大傾向にあると報告しています(いずれも予測を含み、調査により数値には幅があります)。
正直な話:できないこと・注意点
いいことばかりではありません。導入前に知っておきたい限界を、正直にお伝えします。
- 聞き取りは100%ではない:雑音や電波の状況で聞き間違いが起きることがあります(だから「取りこぼしゼロ」とは言えません)
- 複雑な相談・クレームは苦手:込み入った用件は、人に取り次ぐ設計が前提になります
- 初期設定とチューニングが要る:会話のパターンを育てながら、少しずつ精度を上げていきます
- 費用がかかる:月額などの利用料が発生します。効果と見合うかは検討が必要です
向いているのは「予約受付」や「よくある質問」など、内容がある程度決まっている電話が多い店舗です。逆に、毎回内容が違う複雑な相談が中心の業種では、効果が出にくいこともあります。
導入するなら「小さく始める」のがコツ
AI電話受付は、いきなり全部を任せる必要はありません。まずは「営業時間外の電話だけ」「よくある質問だけ」など、範囲を絞って始めるのがおすすめです。実際に使ってみて、お客さまの反応や取りこぼしの減り方を確かめながら、少しずつ任せる範囲を広げていく。この進め方なら、無理なく・費用も抑えて導入できます。たとえば大分市内の美容室なら「定休日と営業時間外だけAIに電話予約を受けてもらう」、整体院なら「施術中にかかってきた電話をAIが一次受付する」といったように、まずは自店の一番困っている時間帯から試すのが現実的です。
NewBeginningsの立ち位置(正直に)
正直にお伝えすると、当社は「AI電話受付」を自社の完成サービスとして販売しているわけではありません。ただ、こうした仕組みを、あなたのお店の電話の困りごとに合わせて「どう組み合わせれば無理がないか」を一緒に設計するお手伝いはできます。「うちの電話、AIに任せられる部分はある?」という段階から、気軽に相談してください。
お店の電話対応の困りごと、AIで減らせるか一度整理してみませんか。お気軽にご相談ください。 お問い合わせはこちら
参考・出典
※紹介した仕組み・調査は2026年7月時点の情報です。サービスの内容や費用は、各提供元でご確認ください。


