突然ですが、あなたは商品やサービスを買うとき、何を参考にしますか?
おそらく「実際に使った人の声」ではないでしょうか。
企業が「うちのサービスは最高です!」と言っても、正直あまり響きません。でも、お客様が「ここに頼んでよかった」と言ってくれたら、その一言は広告費100万円分の価値があります。
実際に、消費者の約90%が購買前に口コミやレビューを確認するというデータがあります。つまり、お客様の声をきちんと集めて活用するだけで、集客力は大きく変わるのです。
この記事では、お客様の声の集め方、活用先、良い声の引き出し方を具体的に解説します。記事の最後にはそのまま使える依頼メールテンプレートも用意しました。
お客様の声を集める3つの方法
「お客様の声が大事なのは分かるけど、どうやって集めればいいの?」という方へ。代表的な3つの方法を紹介します。
方法1:メールで依頼する(テンプレートは記事末尾)
最もハードルが低いのがメールでの依頼です。サービス提供後にお礼メールを送り、その中で「お声をいただけませんか?」とお願いします。
ポイント:
- サービス提供から3日以内に送る(記憶が新鮮なうちに)
- 「5分で終わります」と所要時間を明記する
- 質問項目を3〜5つに絞る(多すぎると回答率が下がる)
- Googleフォームのリンクを添えると回答しやすい
方法2:アンケートフォームを使う
Googleフォーム(無料)で簡単なアンケートを作成し、サービス完了時にURLを送りましょう。
おすすめの質問項目:
- ご利用前に抱えていた課題は何ですか?
- 当社を選んだ決め手は何ですか?
- ご利用後、どのような変化がありましたか?
- これから検討する方に一言お願いします
- お名前・会社名の掲載は可能ですか?(実名 / イニシャル / 匿名)
この5問で、集客に使える「ストーリーのある声」が集まります。
方法3:インタビュー形式で聞き取る
最も質の高い「お客様の声」が取れるのがインタビューです。対面またはZoomで15〜30分、お話を聞かせてもらいます。
メリット:
- 具体的な数字やエピソードを引き出せる
- 写真撮影もお願いしやすい
- お客様との関係性が深まる
注意:インタビューは相手の時間をもらうので、何かお礼(ギフトカード、次回割引等)を用意するのがマナーです。ただし「良い声を書いてくれたらお礼」はNGです(後述の注意点を参照)。
集めた声の活用先6選
せっかく集めたお客様の声を、ホームページの片隅に載せて終わり…ではもったいない。あらゆるチャネルで活用しましょう。

1. ホームページ(トップページ・実績ページ)
最も基本的な掲載先です。トップページの「お客様の声」セクションに3〜5件、実績ページに全件掲載するのが王道。写真付き・実名・会社名入りだと信頼度が格段に上がります。
2. ランディングページ(LP)
広告やSNSから誘導するLPには、「この人と同じ悩みだ」と共感できる声を載せましょう。ビフォーアフターが明確な声が特に効果的です。
3. SNS投稿
お客様の声をカード画像にして投稿すると、反応が良くなります。「ご許可をいただいたお客様の声をご紹介します」の一文を添えて。
4. チラシ・パンフレット
紙の販促物にも、お客様の声は強力です。特に「地元の○○さんも利用中」という訴求は、地域ビジネスで抜群の効果を発揮します。
5. 提案書・営業資料
BtoBの場合、提案書に実績として「導入企業様の声」を入れるだけで説得力が段違い。「御社と同じ業種のA社では、導入後に○○が改善されました」と言えれば、成約率が上がります。
6. Googleマップの口コミ
店舗ビジネスなら、Googleマップの口コミも立派な「お客様の声」です。口コミの増やし方はGoogleマップの口コミを増やす方法で詳しく解説しています。MEO(Googleマップ検索対策)と組み合わせれば、MEO対策の完全ガイドで紹介しているように、地域の「今すぐ客」を効率的に集客できます。
良い「お客様の声」を引き出す3つのコツ
「ありがとうございました。良かったです。」——こんな声では集客に使えません。マーケティングに使える声を引き出すにはコツがあります。
コツ1:ビフォーアフターを聞く
「ご利用前はどんな状態でしたか?」→「ご利用後はどう変わりましたか?」この流れで聞くと、ストーリーのある声が自然に出てきます。
良い例:「ホームページを作り直してもらってから、毎月の問い合わせが3件→15件に増えました。正直こんなに変わるとは思っていませんでした。」
コツ2:具体的な数字を引き出す
「売上が上がった」より「売上が前年比130%になった」の方が圧倒的に説得力があります。「時間が短縮された」より「毎月の事務作業が20時間→5時間になった」の方が刺さる。
数字を引き出すコツは、「具体的にどれくらい?」と一歩踏み込んで聞くこと。お客様は数字を意識していないことが多いので、こちらから「だいたい何%くらいですか?」と水を向けましょう。
コツ3:感情の変化を聞く
数字と同じくらい大事なのが感情面です。「不安だった」→「安心した」「面倒だった」→「楽になった」「諦めていた」→「希望が持てた」。こうした感情の変化は、同じ悩みを持つ見込み客の心に刺さります。
「サービスを受ける前と後で、気持ちの面ではどんな変化がありましたか?」と聞いてみてください。
注意点:これだけは守ろう
お客様の声を集めて活用する際、以下の3点は必ず守ってください。
1. 必ず掲載許可を取る
当たり前ですが、お客様の声を公開する前に必ず許可を取りましょう。アンケートフォームに「掲載許可」の項目を入れるか、掲載前に原稿を確認してもらうのが安全です。
2. 過度な演出・捏造は絶対NG
実際に言っていないことを書く、数字を盛る、架空のお客様を作る——これらは捏造であり、発覚すれば信用を一瞬で失います。お客様の言葉を多少整えるのは問題ありませんが、意味を変えてはいけません。
3. 景品表示法に注意
「レビューを書いてくれたら○○プレゼント」は景品表示法のステマ規制に抵触する可能性があります。2023年10月から施行されたステルスマーケティング規制では、対価を提供して書いてもらった感想は「広告」であることを明記する必要があります。お礼を渡すこと自体は問題ありませんが、「良い評価を条件にする」のはNGです。
そのまま使える!依頼メールテンプレート
以下のテンプレートをコピー&ペーストして、自社に合わせてカスタマイズしてください。

【件名】○○様へ お願いがあります(所要5分)
○○様
先日はご利用いただきありがとうございました。
その後、○○の調子はいかがでしょうか?本日は一つお願いがありご連絡いたしました。
今後のサービス向上と、同じお悩みを持つ方への参考のため、「お客様の声」としてご感想をいただけないでしょうか?以下のフォームから、3〜5つの質問にお答えいただくだけです(所要時間:約5分)。
▼ アンケートフォーム
https://forms.gle/xxxxx(※自社のGoogleフォームURLに差し替え)ご回答いただいた内容は、当社ホームページやSNSでご紹介させていただく場合がございます。
掲載時のお名前の表記(実名 / イニシャル / 匿名)はフォーム内でお選びいただけます。お忙しいところ恐れ入りますが、ご協力いただけましたら幸いです。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。———
株式会社○○
担当:○○
TEL:xxx-xxxx-xxxx
Email:xxx@xxx.com
このテンプレートのポイント:
- 件名に「5分」と入れてハードルを下げる
- 最初に感謝→近況伺い→お願いの順で自然な流れ
- フォームリンクですぐ回答できる導線
- 掲載時のお名前表記を選べる配慮
まとめ:お客様の声は「最強の営業ツール」
お客様の声は、広告やSNSでは得られない「第三者の信頼」を生み出します。
- 集め方:メール依頼・アンケート・インタビューの3つ
- 活用先:HP・LP・SNS・チラシ・提案書・Googleマップの6箇所
- 引き出し方:ビフォーアフター・具体的な数字・感情の変化を聞く
- 注意点:掲載許可・捏造禁止・景表法を守る
まずは今週、最近サービスを利用してくれたお客様1人に、上のテンプレートを使ってメールを送ってみてください。1件の声が、次の10件の問い合わせを連れてきます。
「お客様の声を活用したホームページを作りたい」「集客できるWebサイトに改善したい」という方は、お気軽にご相談ください。30分の無料相談で、あなたのビジネスに合った活用方法をご提案します。