「ホームページはあるのに、問い合わせも反応もほとんどない」——大分の中小企業の方から、本当によく聞く声です。
原因の多くは、実はデザインではなく「公開したあとに放置され、検索エンジンや訪問者に正しく届く"土台"が抜けている」ことです。しかもこの土台は、専門知識がなくても自分である程度チェックできます。
この記事では、自分のホームページが"ちゃんと作られているか"を自己診断できる10項目と、それぞれの確認方法をまとめました。最後に「良い制作会社の見分け方」も。✓と✗を数えながら読んでみてください。
なぜ「公開したあと」で差がつくのか
ホームページは、作って公開したら終わりではありません。検索で見つけてもらう設定、訪問者の動きを測る計測、情報の更新——この「あと」の積み重ねで、同じ見た目でも問い合わせ数は大きく変わります。
逆に言えば、土台さえ整っていれば、今あるサイトのままでも改善できる余地は十分にあります。まずは現状を知ることからです。
自分でできるホームページ診断チェックリスト 10項目
専門ツールは要りません。各項目に「なぜ大事か」と「自分で確認する方法」をセットにしました。当てはまるものに✓を付けてみてください。

1. ページごとにタイトル・説明文が固有になっているか
検索結果に出るタイトルと説明文(ディスクリプション)が全ページ同じだと、Googleは内容を区別しづらく、クリックもされにくくなります。
確認: Googleで「site:あなたのドメイン」と検索すると、各ページのタイトルが一覧で見えます(インデックス状況により全ページは出ないこともあります)。どれも同じ文言、または「無題」「Home」だけなら要改善です。
2. スマホ対応・OGPなどの基本タグが入っているか
スマホで開いたとき文字が極端に小さい・横スクロールが出るなら、表示用の基本設定(viewport)が抜けている可能性。SNSでシェアしたときに画像やタイトルが出ないなら、OGP設定が未設定です。
確認: スマホで自分のサイトを開く/LINEやFacebookにURLを貼って、プレビューにタイトルと画像が出るかを見ます。
3. 構造化データ(Schema)が設定されているか
会社情報やよくある質問などを、検索エンジンが理解しやすい形で記述する設定です。あると検索結果でリッチに表示されたり、AIの回答に引用されやすくなります。
確認: Googleの無料ツール「リッチリザルトテスト」にURLを貼ると、リッチ表示に対応した構造化データが確認できます。ただし対応外の種類は表示されないため、すべて確認するにはページのソースで「application/ld+json」を検索する方法が確実です。どちらにも何も出なければ未設定です。
4. canonical(正規URL)タグが正しいか
同じ内容のページが複数のURLで開ける(www有無・末尾スラッシュ違いなど)と、評価が分散します。canonicalタグは「正しいURLはこれです」とGoogleに伝える設定です。
確認: ページのソースを表示し(右クリック→ページのソースを表示)、「canonical」で検索。意図したURLを指していればOKです。
5. 中身の薄いページがnoindexになっているか
自動生成のタグページや、ほぼ空のページが大量に検索登録されていると、サイト全体の評価が薄まります。価値の低いページは検索結果に出さない(noindex)のが定石です。
確認: 「site:ドメイン」の検索件数が、実際のページ数より極端に多いなら、不要ページが量産されているサインです。
6. HTMLが正しくマークアップされているか
見出し(h1・h2…)が順序立っているか、1ページにh1が1つか、画像に代替テキスト(alt)が付いているか。これは検索エンジンにも、音声読み上げを使う人にも効きます。
確認: ページのソースで「<h1」が1つだけか、「<img」に「alt」の中身が入っているかを確認します。
7. 表示速度・モバイル表示は問題ないか
読み込みが遅いと、開く前に離脱されます。特にスマホ。表示速度はそのまま機会損失につながります。
確認: Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」にURLを貼ると、速度とモバイルの問題点が点数つきで出ます。
8. サーチコンソール(GSC)が入っているか
Googleでどんな言葉で表示・クリックされているかを見る無料ツールです。入っていないと、検索の現実が分からないまま運用していることになります。
確認: 社内に「Search Console」のアカウントやレポートがあるか。なければ未導入です。
9. アクセス解析(GA4)が入っているか
訪問者がどのページを見て、どこで離脱したか。これが無いと、改善の打ち手が勘になってしまいます。
確認: ソースに「gtag」や「G-」で始まる測定IDがあるか。制作会社に「GA4は入っていますか」と一言聞くのが早いです。
10. 他のサイトからのリンク(被リンク)があるか
他サイトからの紹介リンクは、検索エンジンの信頼の指標のひとつ。商工会議所・地域メディア・取引先サイトなどからのリンクが効きます。
確認: Search Consoleの「リンク」レポートで、どのサイトからリンクされているかを確認できます。Googleで自社名を検索して、他サイトでの紹介・掲載(言及)を見るのも参考になります。
なお、NewBeginningsで制作させていただいたお客様のサイトには、弊社の実績紹介ページからもれなくリンクを掲載しています。被リンクは一度にたくさん増えるものではないので、信頼できる1本を土台に、そこから少しずつ広げていけると安心です。
採点の目安
✓が8つ以上なら、土台はしっかりしています。あとは記事や情報の更新で伸ばしていく段階です。
✗が3つ以上あるなら、見た目以前に「届く土台」が弱い状態。デザインを変えるより先に、ここを直すほうが費用対効果が高いことが多いです。場合によっては、サイト全体を見直すリニューアルを検討するきっかけにもなります。

良い制作会社の見分け方3つ
もし「自分では直せない」「作った会社に任せきり」という場合、次の3点が、今の体制を見直すヒントになります。特定の会社を否定するものではありません。
- 作りっぱなしにしない:公開したあとの更新・改善まで一緒に伴走してくれるか。
- 計測を"あなたに"渡す:GA4やサーチコンソールを、あなた自身のアカウントで持たせ、数字を共有してくれるか。
- 専門用語を噛み砕いて説明できる:「なぜそれが必要か」を、専門外の人にも分かる言葉で説明できるか。
この3つができている会社と組むと、サイトが長期的に「資産」として積み上がっていきます。まずは今の制作会社に、これらを確認してみるのも一手です。
まとめ:まず現状を知ることから
ホームページの成果は、デザインのセンスだけでは決まりません。今回の10項目は、その「土台」を自分の目で確かめるためのチェックリストです。
「チェックしてみたけれど直し方が分からない」「✗が多くて不安」という方は、NewBeginningsの無料相談をご利用ください。上の10項目を実際のサイトで一緒に確認し、どこから直すべきか優先順位をつけてお伝えします(押し売りはしません)。無料で相談する/Web制作・リニューアルの詳細はWeb制作サービスをご覧ください。


